店舗サイネージ広告の始め方設置から広告主への報告までの6つの手順
店舗のサイネージで広告を流すまでの流れは「目的を決める → 場所と台数を決める → 端末を選ぶ → 配信システムを選ぶ → 料金を決める → 報告の仕方を決める」の6つです。数台で試してから台数を増やすと、設置の失敗を減らすことにつながります。
店舗サイネージ広告の2つの使い方
| 使い方 | 中身 | 必要になるもの |
|---|---|---|
| 自店の宣伝 | 自社の商品やキャンペーンの動画を流す | 動画と、動画を入れ替える仕組み |
| 広告枠を売る | 他社の広告を流し、広告料を受け取る | 上に加えて、料金表・広告主との契約・再生回数の報告 |
この記事では、主に「広告枠を売る」場合の進め方を説明します。自店の宣伝だけなら、手順5と6は省けます。
始めるまでの6つの手順
- 目的を決める 自店の宣伝か、広告枠を売るかを決めます。
- 場所と台数を決める 人が立ち止まる場所を選び、最初は数台から始めます。
- 端末を選ぶ 画面の大きさ、縦向きか横向きか、センサーやカメラを付けるかを決めます。
- 配信システムを選ぶ 離れた店舗の端末へ動画を配信し、再生回数を集計する仕組みを選びます。
- 料金を決める 1枠の料金と、1か月に流れる回数を決めます。
- 報告の仕方を決める 広告主に、いつ・どの数字を渡すかを決めます。
場所と台数の決め方
- レジ待ちの列、エレベーターの前、待合のように、人が立ち止まる場所を選ぶ
- 画面を見る人の目の高さと、見る距離に合わせて置く位置を決める
- 電源と、インターネットの回線(Wi-Fiまたは有線)が届くかを確かめる
人の流れに波がある場所では、人が近づいたときだけ動画を流す方法もあります。詳しくは「人感センサー付きサイネージとは」で説明しています。
最初から全店舗に置かず、数台を実際の場所に置いて、見られ方と運用の手間を確かめてから台数を増やします。
端末の選び方
| 決めること | 選び方 |
|---|---|
| 画面の大きさ | 見る距離が近いレジ横なら小さめ、通路の先から見せるなら大きめ |
| 向き | 縦長の場所や人物の動画なら縦向き、横長の動画なら横向き |
| 屋内か屋外か | 屋外や窓際は、明るさと防水に対応した機種が必要 |
| センサー・カメラ | 人が来たときだけ流す、見た人の数を数える、といった機能を使うか |
見た人の数を数えるカメラについては「AIカメラ付きサイネージで分かること」で説明しています。すでに他社の配信システムで端末を動かしている場合は、「サイネージの配信システム(CMS)を乗り換えるには」も参考になります。
端末1台から試せます。試用アカウントで、端末の登録から再生まで確かめられます。
配信システムで確かめること
- 離れた店舗の端末へ、まとめて動画を配信できるか
- 止まっている端末に、すぐ気づけるか
- 広告ごとに配信の開始日と停止日を決められるか(期限が来た広告の止め忘れを防ぐ)
- 再生回数を、端末ごと・動画ごと・期間ごとに書き出せるか
- 台数が増えたときの月額がいくらになるか
「広告配信くん」では、グループ単位で動画をまとめて入れ替え、端末の稼働状況は最初の画面に表示されます。再生回数はCSVで書き出せます。月額は1台あたり1,560円(税抜)です。
広告枠を売るときに決めること
| 決めること | 中身 |
|---|---|
| 料金表 | 1枠(15秒など)の1か月の料金と、1か月に流れる回数の見込み |
| 広告の審査基準 | 流さない広告の種類や、動画の中身を確かめる基準 |
| 契約書 | 期間、枠の数、報告の中身、途中で止めるときの扱い |
| 報告の頻度 | 月末に1回など、再生回数を渡す時期 |
料金の決め方は「サイネージ広告の料金相場」、報告書の作り方は「サイネージ広告の再生回数レポートとは」で説明しています。
始める前に確かめる決まり
- 店の外に向けて画面を置くときは、自治体の屋外広告物の条例(許可が必要な場合がある)
- テナントとして入っている場合は、施設の管理者の了解
- 音を出すときは、周りの店や施設の決まり
- カメラ付きの端末を使うときは、撮影していることと目的を掲示する
- 広告の中身が、景品表示法などの法律に反していないか
よくある質問
1台から始められますか?
はい。「広告配信くん」では試用アカウントをお渡しするので、端末を1台置いて、登録から再生まで確かめられます。
専門の技術者がいなくても運用できますか?
はい。端末は画面に出るQRを管理画面で読み取ると登録でき、動画の入れ替えも「選んで並べて保存」の操作で済みます。
今持っている端末は使えますか?
端末によっては、そのまま使えます。機種名と OS をお知らせいただければ、事前にお答えします。
まとめ
- 店舗サイネージ広告は「自店の宣伝」と「広告枠を売る」の2つの使い方がある
- 始めるまでの手順は、目的・場所と台数・端末・配信システム・料金・報告の6つ
- 数台で試し、見られ方と運用の手間を確かめてから台数を増やす
- 店の外に向ける画面は、自治体の屋外広告物の条例を確かめる